SUMMER SCHOOL 2019

SUMMER SCHOOL 2019 DESIGN MUSEUM KYOTO
「物事の解体 – 物語の構築」

2019年度は、それぞれの専門の思考やスキルを活かしながら、デザインを横断して新たな創造や提案を行っていく場とし、そこで互いに研鑽してもらうことを目的として、学科を超えてプロジェクト授業を行うサマースクールを実施した。

京都造形芸術大学芸術館の所蔵する歴史資料である縄文土器を題材とし、それを五感を通じて読解し、縄文土器にまつわる事象を再読・再創造するデザインリサーチを実践、発表・展示するプログラムである。

縄文土器は、身の回りにある土と火でできる道具である。よりよいものにするためには、多くの工夫を必要とするであろうが、誰にでもつくれる生活の道具である。しかし、その器でできることは多い。水を入れる、塩をつくる、食べ物を煮る、木の実をためる、美しい飾りとする、など様々だ。高度な工場がなくてもできることはあって、それが私たちの生活を豊かにし、楽しく彩る。そういった縄文土器を歴史的事実とともに、さまざまな視点から観察リサーチし、現代の文脈の中で、再読、再創造していくものとする。

日程:
2019年9月2日(月) 〜9月6日(金)
10:00〜17:00

展示期間:
9月20日(金) ~10月7日(月)

展示合評:
10月4日(金)
18:00〜20:00

スクール担当:
廻はるよ (空間演出デザイン学科教授)

Schedule

9月2日(月)
10:00~12:00 サマースクール概説 服部滋樹先生(情報デザイン学科教授)
13:00~15:00 芸術館 縄文土器見学 毛利義嗣先生(京都造形芸術大学 芸術館館長)
15:00~17:00 グループミーティング 時岡英互先生(プロダクトデザイン学科教授)、石鍋大輔先生(キャラクターデザイン学科准教授)

9月3日(火)
10:00~11:00 グループミーティング
11:00~12:00 デザインリサーチ学 家成俊勝先生(空間演出デザイン学科教授)
13:00~15:00 リサーチテーマ決定 服部先生(情報デザイン学科教授)、家成俊勝先生(空間演出デザイン学科教授)
15:00~17:00 リサーチ・制作

9月4日(水)
10:00~12:00 リサーチ・制作
13:00~17:00 リサーチ・制作 丸井栄二先生(情報デザイン学科教授)

9月5日(木)
10:00~17:00 終日制作 家成俊勝先生(空間演出デザイン学科教授)

9月6日(金)
10:00~12:00 仕上げ
13:00~14:00 発表準備
14:00~15:00 ゲストトーク 水野大二郎先生(京都工芸繊維大学 Kyoto Design Lab 特任教授)
15:00〜17:00 プレゼンテーション
ゲスト講師:水野大二郎先生
5学科教員:
服部滋樹先生(情報デザイン学科教授)
丸井栄二先生(情報デザイン学科教授)
小野暁彦先生(環境デザイン学科教授)
時岡英互先生(プロダクトデザイン学科教授)
石鍋大輔先生(キャラクターデザイン学科准教授)
廻はるよ先生(空間演出デザイン学科教授)

9月20日(金)~10月7日(月)制作展展示期間
SUMMER SCHOOL 2019 DESIGN MUSEUM KYOTO
「物事の解体—物語の構築」

10月4日(金)
18:00~ 展示プレゼンテーション 講評 川勝真一先生